保育の仕事に興味をもって、資格を取ろうかなとお考えの方!!
待機児童問題もあり、ここ数年の間で保育者の需要は確実に上がり、ニーズが高まっています!
保育の仕事に就こうと思った時、まず頭に浮かぶことが、
「保育園と幼稚園の先生の違いは何?」
「どちらも大変そうだけど、実際働くとなるとどっちが大変?」
ということですよね。
ちなみに私は、保育系の四年制大学を卒業し、保育園士資格と幼稚園教諭の免許どちらも取得しています。
実習の体験を交えながら、保育園と幼稚園の先生の違いを分かりやすくお伝えいたします☆
保育園と幼稚園の先生の違い~免許~
◇保育士(保育園の先生)と幼稚園教諭(幼稚園の先生)は、子どもを預かるという点では同じですが、実は全く違うものになります。
●保育園は、厚生労働省の管轄になります。
保育園は、夫婦共働きなどの理由で子どもを日中に保育することが難しい保護者が、子どもを預けるところです。
保育士は保護者の代わりとなって、日常生活の援助や保育を行います。
●幼稚園は、文部科学省の管轄になり、学校という分類にあたります。
幼稚園教諭免許というように、教育をする「教諭」になります。
幼稚園で働きたい場合は、この幼稚園教諭免許の取得が必要です。
※専門学校・四年制大学・短期大学では、保育士・幼稚園教諭の2種類の免許を卒業と同時に取得する事も可能です。
保育園と幼稚園の先生の違い~仕事面~
◇仕事内容にも違いがあります。
保育士は保育、幼稚園教諭は教育がメインとなります。
●保育士は、保護者の代わりとなり、生活の援助をします。
食事や排泄など基本的生活習慣を、子どもが身に付けられるようにすることが大きな役割です。
預かる時間は、7時半くらいから17時~18時くらいまでが平均です。
(※一日の標準保育・教育時間は原則 11時間)
●幼稚園教諭は、生活する上での知識・指導・教育などを教えていくことが大きな役割です。
預かる時間は、9時から14時くらいまでが平均です。
(※一日の標準保育・教育時間は標準 4時間)
最近ではニーズに応え、延長保育を行っている幼稚園が多く、その場合は7時頃まで預かることもあります。
<保育士>
○必要な資格……保育士資格証明書
○働く場所……保育園、児童養護施設など
○対象年齢……0歳~6歳の乳幼児
○主な仕事の内容……乳幼児の保育
<幼稚園教諭>
○必要な資格……幼稚園教諭免許状(一種又は二種)
○働く場所……幼稚園
○対象年齢……3歳~6歳の幼児
○主な仕事の内容……幼児の教育
保育園と幼稚園の先生、大変なのはどっち!?
◇私は保育園と幼稚園、どちらも数週間実習に行き現場を経験しましたが、どちらも違った大変さはありました。
保育園では子どもと過ごす時間が長く、保護者の代わりとなって毎日1人1人の援助を行いました。
一方で幼稚園は預かる時間は短いですが、子どもたちが帰った後に先生たちは、カリキュラムに沿った指導計画や次の日の準備を行います。
それぞれ子どもとのかかわり方や遊びの内容も同じようで、少しずつ違っていると、私は感じました。
(園や保育者によって方針や考え方も違うので、一概には言えません。)
◇保育士と幼稚園教諭のどっちがいいかと迷っている方は、慌てて決めずに、保育について学んだり実習などを経験していく中で、自分の適性を考えてみることをおすすめします!
子ども心に寄り添って、日々の成長を見守るというところではどちらも同じであり、とてもやりがいのあるお仕事だと思います。
子どもが好き!という気持ちがあれば、どちらを選んだとしても、充実した毎日になるのではないでしょうか☆
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